神尾 英敏について
プロフィール
愛玩動物看護師としての臨床経験を生かし、日本語と中国語による動物医療通訳・翻訳に取り組んでいる神尾英敏です。
日本の動物病院で約9年間勤務し、診療補助、入院動物の看護、救急対応、飼い主様への説明、スタッフ教育などに携わってきました。
その後、台湾の動物病院でも勤務し、中国語での受付、診療補助、電話対応、飼い主様への説明を経験しました。現在は國立屏東科技大學 獸醫學系で獣医学を学んでいます。
動物医療の知識と臨床経験、日本語と中国語の能力を組み合わせ、言葉の壁によって生じる認識のずれを減らすことを目指しています。
この活動を始めた理由
私が動物医療における言葉の壁を強く意識したきっかけは、日本で暮らす中国語圏の飼い主様と、その子犬に関わった経験でした。
その子は、生後約3か月のダックスフンドで、下痢や嘔吐があり、ぐったりした状態で来院しました。感染症が疑われ、飼育環境、購入経路、同居犬との接触状況など、診断や治療に必要な情報を丁寧に確認する必要がありました。
しかし、言葉の壁があると、飼い主様が症状や経過を十分に伝えられず、医療従事者からの説明や飼育上の注意も正確に届かないことがあります。
「もっと早く正確に状況を共有できていたら」「適切な飼育方法や受診の目安を伝えられていたら」と考えた経験が、現在の活動の出発点になっています。
動物医療では、小さな認識のずれが、治療の選択や動物の命に影響する可能性があります。私は、動物医療の知識と日本語・中国語の能力を生かし、そのずれを減らしたいと考えています。
経験・経歴
日本の動物病院で約9年間勤務し、診療補助、入院動物の看護、救急対応、飼い主様への説明、スタッフ教育などに携わってきました。
現場では、動物の状態を観察し、必要な情報を獣医師へ正確に伝えること、飼い主様が理解しやすい言葉で説明を補うことを大切にしてきました。
その後、台湾の動物病院でも勤務し、中国語での受付対応、診療補助、電話対応、飼い主様への説明を経験しました。
また、日本と台湾の動物関連展示会や商談における通訳、動物用装具に関する説明や資料翻訳にも携わっています。
現在は國立屏東科技大學 獸醫學系で獣医学を学び、これまでの動物看護経験に獣医学の知識を加えながら、日台間の動物医療コミュニケーション支援に取り組んでいます。
資格
・愛玩動物看護師(国家資格)
・災害支援動物危機管理士®
動物医療通訳・翻訳では、単に言葉を置き換えるのではなく、症状、検査、治療、看護、飼育管理に関する内容を、相手に伝わる形で整理することを重視しています。
対応できること
・動物病院受診時の日本語・中国語通訳
・症状、経過、飼育環境、服薬状況などの問診内容の整理
・検査結果、治療方針、投薬方法、退院後の注意事項の説明補助
・診療記録、紹介状、説明資料、製品資料などの翻訳
・動物関連企業の商談、展示会、オンライン会議での通訳
・動物用医療製品や装具に関する説明支援
通訳・翻訳は、獣医師による診断や治療の代わりとなるものではありません。医療上の判断は、担当する獣医師の指示に基づいて行われます。
大切にしていること
動物医療では、正しい情報を正確に伝えることが重要です。
私は、飼い主様の言葉をそのまま訳すだけでなく、症状の経過、生活環境、治療に対する不安や希望まで丁寧に整理し、医療従事者へ伝えることを大切にしています。
また、医療従事者からの説明についても、専門用語をただ置き換えるのではなく、飼い主様が理解し、次の行動に移せる形で伝えることを重視しています。
言葉の違いによって、必要な情報が抜け落ちたり、誤解が生じたりしないよう、双方の立場を理解したコミュニケーション支援を行います。
目指している未来
言語の違いによって、飼い主様が必要な医療を受けることをためらったり、動物の症状や経過が十分に伝わらなかったりする状況を減らしたいと考えています。
日本と台湾・中国語圏の動物医療をつなぎ、飼い主様、動物医療従事者、動物関連企業が、言葉の壁を越えて円滑に連携できる環境をつくることが目標です。
将来は、動物医療通訳・翻訳を一時的な支援にとどめず、受診前の情報整理、診療時の通訳、診療後の説明確認、医療資料の翻訳まで、一貫して支えられるサービスへ発展させていきます。
言葉の違いによって必要な情報が届かない状況をなくし、動物と飼い主様、そして動物医療従事者を支えられる存在を目指します。
